食パン一筋29年の柏木がお答えします。
手順をざっくり
- トースターを予熱します
- パンに水分を与えます
- パンの上部を手前にして並べます
- トースターで焼きます
- 熱いうちに召し上がれ
ポイントは水分と温度
Point 1.トースターは必ず予熱
規定の温度に熱したトースターに入れるのがポイント。
予熱しておかないと、庫内が適切な温度になるまでに水分が抜けてしまい、パサつきます。
使う機種によって設定温度も適温も違いますが、基本的にはメーカー指定の温度と時間が最適です。
Point 2.焼く前に水分を与える
スーパーのパンは工場から運ばれてくる過程でかなりの水分が抜けています。
焼く前に市販の霧吹きなどで必ず水分を補ってください。それだけで、外はサックリ、中はもっちりの食感がよみがえります。
百均で売っている霧吹きで十分です。全体に行きわたるように、オモテ・裏それぞれ5回ずつくらい吹きかけてから焼いてみてください。
左が霧吹きで水分を補給したパン、右側が乾いたままのパンです。同じ庫内で同じ時間、焼きました。
焼き上がってすぐ半分に割ろうとしたときに違いが表れました。乾いたパンは真っすぐ割れないんです。
湿らせたパンは、焼きたての食パンと同じように、縦にキレイに割けましたよ。
食べてみないと本当の違いはわからないと思いますので、ぜひお試しくださいね。
Point 3.庫内の温度上昇にも気を配る
パンの上部は下部(底部)に比べて密度が低いため、火が通りやすく、水分も蒸発しやすいです。
焼きムラを防ぐため、温度の上がりやすい奥側に食パンの下部(底部)、手前(扉側)に食パンの上部が来るように置いて焼きます。
Point 4.高温で短時間が基本
多くのトースターは「最高温度で2~3分」とマニュアルにあると思います。
ガスオーブンの場合は220℃で数分。外はさっくり、中はもっちり仕上がりますよ。
小麦庵®のファンの方から寄せられた食パンアレンジ「マヨじゃこ黒ゴマトースト」
数年前までお子さんが通っていた保育園で提供されていた、子どもたちに大人気の定番おやつなんだそうですよ。
ちりめんじゃこと黒ゴマがたくさん入っていて、体によさそうです。
じゃこをマヨネーズであえて黒ゴマを振り、食パンに載せて焼くだけのかんたんレシピ。ご紹介します。
マヨじゃこ黒ゴマトーストの材料(1枚当たり)
配合(?)の割合はお好みで構いませんが、おすすめは以下の分量です。
- じゃこ:15g
- マヨネーズ:30g
- 黒ゴマ:3g
160~180℃に設定して、少し長め(見守りながら10分くらい)に焼くと、マヨネーズに焼き目がついて美味しいですよ、とのこと。
マヨネーズに明太子や味噌、カレー粉を混ぜたり、大葉を刻んで混ぜ込んだり。いろいろアレンジを楽しめそうです。じゃこをサバ缶(水を切る)に変えても美味しそう。
カロリーを気にしなくていいなら、シュレッドチーズをかけると、さらにうま味がアップしそうですね。
「でもやっぱり小麦庵®さんの食パンがいい~~~!!」という、うれしいお言葉とともに届いた写真とレシピをご紹介しました。
テーマは「市販の食パンを美味しく食べるコツ」やったんですけどね。笑
こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。