「食パンバカ」を自負する食パン専門店小麦庵®店主が、焼きたてのおいしさをキープする方法を伝授します。
すごく簡単な方法なので、ぜひ実践してくださいね!
食パンのおいしさをキープするために必ず守っていただきたいこと
食パンのおいしさをキープするために守っていただきたいことは、この3つ。
- できるだけ空気に触れさせないこと
- 常温なら3日以内に食べきること
- 残りそうなときは冷凍(-12℃以下)すること
冷蔵はNGです。冷蔵庫の温度(JIS規格:0~10℃)だと品質が劣化しやすいんです。
すぐに召し上がる予定がないのであれば、必ず冷凍庫へ。
焼きたてのおいしさが続く食パンの保存方法
正しい食パンの保存方法を “食パンバカ”柏木が伝授します。
この方法で食パンを保存すると、焼きたてのおいしさがキープできますよ。
ぜひお試しください!
極意その1:買った日のうちに冷凍庫へ
パンは鮮度が命。「その日のうちに食べきってほしい」というのが本音です。
でも、めったに来られないからと言って、まとめ買いしてくださるお客様もいらっしゃる。「小麦庵®の食パンを毎日1枚ずつ大切に楽しんでいる」と言ってくださるお客様の気持ちも大事にしたいんです。
だからこそお願いしたいのが、買って帰ったらすぐ冷凍すること。
この記事の冒頭に「常温なら3日以内に食べきること」と書きましたが、できれば買った日のうちに冷凍庫へ入れてやってほしいです。
この後、『極意その2:密封&冷凍』で正しい冷凍方法をお教えするので、ぜひ読み進めてみてください。
すぐに冷凍すると水分の蒸発を最小限に抑えられる
冷凍することで、水分の蒸発を防げます。密封&冷凍は、もちろん早ければ早いほどよいです。
水分が失われると、風味を損ない、食パンの魅力は半減。どんなに高級なパンも台無しです。
それだけでなく、でん粉の固化が進んで硬くなるんですよ。
すぐに冷凍すると酸化による品質劣化を最小限に抑えられる
例えば肉や魚を買ってきたとき、すぐに使わない場合は冷凍庫に入れておきますよね。それと同じです。冷凍することで酸化が防げるのです。
それに、小麦庵のパンは添加物を使っていないので、スーパーで売られている量産品に比べるとカビが生えやすいんです。カビを防ぐ意味でも冷凍保存をおすすめしています。
極意その2:密封&冷凍
スライスされていないパンは、買って帰ったらすぐスライスします。
面倒でも、ラップなどで1枚ずつぴったりと包み、空気を遮断します。
冷凍用の保存袋(ジップロックフリーザーバッグ®など)に入れ、空気を追い出してジッパーを締めます。
2週間くらいは大丈夫ですが、できれば1週間以内に食べきってくださいね。
もちろん、食べきるまでの期間は短ければ短いほどGOODです!
極意その3:焼きかた
トースターで焼くのが一番おすすめです。
テレビで魚焼き用のグリルで焼く方法が紹介されていたりしますが、やっぱりトースターを使うのが一番です。トースト用に研究されてますからね。
5~6枚切りの場合
種類によって設定温度も適温も違いますが、取扱説明書どおりで大丈夫。
霜はニオイの原因になるので、焼く前に払い落します。
5~6枚切りの食パンであれば冷凍のままで大丈夫。
厚切り(4枚切り以下)の場合
取扱説明書どおり予熱します。
霜はニオイの原因になるので、焼く前に払い落します。
焼く1時間くらい前に冷凍庫から出しておきます。
※自然解凍が難しい場合は電子レンジで10秒ずつ、様子を見ながら、冷たくなくなるまで温めてください。
説明書どおりでOK。
1枚ずつ包む手間を惜しまず、焼きたての風味を味わっていただきたい。
おいしさが劇的に違うので、ぜひお試しくださいね。
食パンバカ柏木からのお願いでした。
こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。小麦庵®ファンの方から寄せられた絶品アレンジレシピもご紹介してます。