プロジェクトに手を挙げてくれたのは6人の高校生でした。
今思えば、「髙砂屋の粒あん」と「小麦庵の食パン」を利用するという制約の中、 新しいアイデアを作り出すのはとても難しいことだったと思います。
でも、そこはさすが2021年「全国和菓子甲子園」の優勝校!!
なるほどなーというもの、「えっ!!」と思うものなど、たくさんアイデアを出してくれました。
高校生から出た13個のアイデア。ご紹介します。
高校生たちのアイデア13個
和菓子のイメージを活かそう。と考えたとき、真っ先に候補に挙がったのは抹茶でした。
しかし、そこで止まらないのが高校生たち。
『抹茶は当たり前でツマラナイ』
ということで出てきたアイデアのうち13個がこちらです。
- 粒あん+バター
- 粒あん+生クリーム
- 粒あん+クリームチーズ
- 粒あん+マスカルポーネ
- 粒あん+カスタード
- 粒あん+いちごペースト
- 粒あん+きなこ
- 粒あん+パイナップル
- 粒あん+みたらし風味の生地
- 粒あん+抹茶
- 粒あん+ほうじ茶
- 粒あん+煎茶
- 粒あん+緑茶
最終的に選ばれたのは・・・!
これらのアイデアの中から最終的に選ばれたのは、粒あん+玉露の組み合わせでした。
しかし、ここで「はい玉露に決定!!ありがとう!!」とはなりません。
実は、玉露を使うと決まってからが本当の苦労の始まりでした。
高校生たちが目指すのは、「高級感がありつつも珍しさもある和菓子感覚の食パン」です。
そのためにも、まず、玉露のほどよい苦味と粒あんの甘さが感じられる分量&バランスを模索しました。
幾度も試作を重ね、分量がある程度決まったら、次に一番おいしさを感じられる練り込み方を検証しました。
その結果、「あんの甘さ」と「玉露の苦味」の絶妙なコントラストを楽しんでいただきたいと、完全に味が統一されたパンではなく、マーブル状の生地に仕上げることになったのです。
しかし、まだまだ苦難は続きます・・・!
粒子の荒い玉露に四苦八苦!!
作ってみて判ったのは、玉露が抹茶に比べ、粒子が荒いこと。
マーブル状の生地を作ろうにも、玉露の生地とプレーンの生地をそれぞれ発酵させて整形の時点で張り合わせる方法では、それぞれの生地が完全に分かれてしまい、高校生たちが求める絶妙な混ざり具合の生地が作れませんでした。
ここからまた試作の連続です。
抹茶とはまるで違う生地への馴染み方に頭を抱えつつ、さまざまな方法を試したところ・・・
仕込み終わった時点で張り合わせ、織り込み、重ね合わせてから発酵する方法で、見た目も味も最高のバランスを実現したマーブル状の生地になることがわかりました。
こうしてできたのが天然酵母「極」あん食パンです。
焼き上がったパンを口にした瞬間の感動は、しばらく忘れられそうにありません。
天然酵母「極」あん食パンは10月14日からの発売開始です!
楽しみにしていてください!
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